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アメリカ現地就職を実現:Kenさんインタビュー(Hult MBA)

2024/10/24

Hult MBA(Bostonキャンパス)卒業後にアメリカでの現地就職を実現したMBA Loungeの受講生さんのKenさんにHultでのMBA生活やアメリカでの就職事情についてインタビューを行いました。

Hultやアメリカでの就職に興味がある人必見です。以下はインタビュー内容を一部省略、意訳してまとめたものになります。フルバージョンのインタビュー動画は下部にてご覧いただけます。

Q: 簡単な経歴を教えて頂けますか?

(Kenさん)日本の大学院では会計を専攻していました。卒業後、Big4の会計監査法人に勤務し、その他、会計系のコンサルや事業会社で経理財務に従事するなど、ずっと会計畑を歩んでおりました。

Q: Hultを選んだ理由を教えてください。

年齢的にもミッドキャリアということもあり、学位を取るのに2年間を費やすのは厳しいと思っていました。そのため、MBAは1年で取りたい、且つアメリカで就職したいという想いもあり、Hultを選択しました。

Q:入学前に想像していたことと違ったと思うのはどんなところですか?

Hultは多様性があり世界中から様々な学生が集まっているということは事前に聞いていましたが、想像以上に色んな考え方を持った学生が集まっていると感じました。

例えば、グループワークでは時間を全然守らず1時間遅れてくる人もいましたが、他のチームメートも寛容であまり気にしていない様子だったり、本当に色々な考え方があるんだな、と感じました。同調圧力というものがなかったので、そういう意味ではとてもやり易かったです。

Q:印象に残っているクラスメートについて教えて頂けますか?

最初に組んだチームメートの一人で弁護士資格を持っているナイジェリア人女性です。彼女は常に明るく、あらゆる授業で積極的に挙手をして意見を述べる、いわゆる学級委員長のような存在です。

でも一生懸命なあまり、たまに空回りしてしまうお茶目なところもあります。例えば、チームで長い時間ディスカッションして決定したタイミングで反対意見を述べたりとちょっと困ることもありましたが、憎めない性格の持ち主です。

Q: MBAの一日の生活について教えてください。

授業は基本的に1コマ3時間です。午前中は9時から12時、午後は1時から4時です。1週間に8コマ取りますので、一日1~2コマという形です。

閑散期であれば夜7時、8時には帰宅できていましたが、他の科目との兼ね合いで課題が集中するなど忙しい時期には夜中12時や1時まで残ったこともありました。

Q: MBA以外の生活で楽しんだことはどんなことですか?

私は野球が大好きということもあり、MLBボストンレッドソックスの本拠地のFenway Parkで観戦したりして気に抜きをしていました。

その他、バスケットボールなども観に行きましたし、ボストンは学生の街ではありますが、スポーツなど娯楽も多いです。

Q: Kenさんはアメリカで就職されているわけですが、どのような就職活動をしたのか教えて頂けますか。

ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)とロサンゼルスキャリアフォーラムに参加をしました。特にボスキャリでは実は全く準備をせずに参加しました。

通常であれは留学のタイミングの8月か9月には興味がある企業に応募をして11月のボスキャリで面談という流れなのですが、私はボスキャリの2日前に登録して当日Walk-inで企業との面接を行いました。

もしこれからボスキャリに参加したいと考えている方は事前にしっかりと準備をして臨むこともお勧めします。

私は2社から内定を頂きましたが、当日はWalk-inで参加だったため、最終内定は年が明けてからでした。

私はずっと会計畑を歩んでおりましたので、自分の強みを生かして内定をもらえたのでは、と思っています。逆に全く新しい分野に挑戦していたら内定は難しかったと思います。

Q: 米国における就労ビザやSTEM Degreeついての留意事項について教えてください。

STEM Degreeを取れば「OTPで勤務できる期間が最長3年」という認識の人が多いと思いますが、就業先の仕事内容がSTEM Degreeに関連する職種でないとOPTの延長が認められないというところがあります。

例えば私の場合、監査や通常経理だとSTEMとして認められない可能性がある一方で、財務分析であればSTEMとして高い確率で認められる等があります。その他、営業やマーケティングの場合も同様に確認が必要かもしれません。

その辺は、就職活動の際はその点を念頭に置いて動かれた方がいいと思います。

Q:ミドルキャリアの人が今さらMBAをとる意味があるのか?という声もありますが、どのようにお考えですか。

MBAを役立たせるかどうかは正直自分次第だと思います。MBAの学位を持って如何に企業側にアピールできるかが大切です。学位だけで自動的に就職活動が楽になるわけではありません。周りを見ていても、自分でネットワーキングなど積極的に動いている人が結果を出しているイメージがあります。

Q:その他、海外就職について留意するべきことはありますか。

私が就職面接を受けたときに必ず聞かれたことは、

・なぜアメリカなのか

・なぜMBAなのか

・将来どうしたいのか

という点です。

MBA受験のインタビューのような内容を聞かれています。過去のキャリア、MBA、将来のゴールが一貫していることが大切です。面接の際は、このあたりのストーリーをしっかりと考えていくことが重要だと感じました。

Q: 英語力はどれくらい必要か?例えばHultグループの語学学校EFを修了するために必要なレベルやHultの授業におけるディスカッションや現地就職に求められるレベルについて教えてください。

Hult進学の場合、EFのコースに通えば自動的にHult進学ができるというわけではありません。

今の制度がどう変わっているのかは分からないですが、私がEFに通っていたときは、EF卒業試験でCEFRC1レベル(約TOEIC900点以上)を取っていないとHultに入学できませんでした。

確かにHult受験段階では英語スコアが厳しく求められることはないですが、最終的には英語力をしっかりとあげていく必要があります。

Q: Hultで求めらる英語力や現地就職で求められる英語力についても教えて頂けますか。

Hultの授業の場合、日本人以外の学生は英語が本当にペラペラです。彼らはマシンガンのように喋ってきますので、日本人は気おくれしてしまうところがあったと思います。

一方で、他の人のようにペラペラしゃべる必要はありませんので、自分の意見を伝えることが大切です。

現地就職で求められる英語力については、ボスキャリで求められる英語力は現地のローカル企業に比べたら高くないかな、という印象です。MBAで授業についてこれる英語力があれば基本的に問題ないと思います。

現地企業とのインタビューでは、完全にローカルのHR担当者と話をしましたが、私のつなたい英語でもオファーを頂いていますので、MBAでしっかりと英語力も鍛えておけば大丈夫だと思います。HR担当者からも英語よりも自分の意見を伝える方が大事ですよ、というコメントももらっています。

今日は大変貴重なお話を頂きましてありがとうございました。是非アメリカでのお仕事も引き続き頑張ってくださいね。応援しています!