【受験体験記】待谷貴央さん(27歳)Full time MBA

■名前  :待谷貴央さん
■年齢  :27歳(MBA合格時)
■勤務先 :外資系医薬品開発受託機関
■MBA受験中のお住まい :大阪府
■進学校 :Hult International Business School

スクールごとに推し出すポイントについてもアドバイス頂いた。
“「修正した方が良い点」だけではなく「よい点」を褒めてくださったので自信がつきました。”

Q.MBA留学前はどんなお仕事をしていましたか?

(待谷貴央さん、以下待谷さん)医療用医薬品の臨床開発職をしておりました。

これが正確な回答なのですが、いつも答えるたびに「研究ですか?」と言われます。実は少しだけ違います。

医薬品や医療機器の場合、動物実験までを研究と呼び、研究で動物に対して有効性や安全性が確立されたものを人に実際に投与・使用して有効性や安全性を確認するフェーズを(臨床)開発と呼ぶことが多いです。

一般的には、「治験」という方が、馴染みがあるかもしれませんね。治験は病院で実施されるのですが、その治験をマネジメントする仕事です。毎週のように全国の病院へ出張に行っていました。

Q.なぜMBAを取得しようと思ったのですか?

(待谷さん)当初の動機は、キャリアアップのためです。

就職活動を通して、総じて高い役職についておられる方のMBA取得率が高かったことや、(特に外資系企業でのお話だとは思いますが)MBAを取得していないとマネージャー以上には上がりにくいというお話を聞いていたのでMBAを取得することで、キャリアアップにつながる、むしろ取得していないと途中で頭打ちになる、と考え早めに取得しようと思っておりました。

実際、外資系企業ということもあってか、入社してみてもいわゆる「おえらいさん」の中では、MBAホルダーの割合が高かったです。例えば、開発本部長や財務部長がMBAホルダーでした。もちろんそうでない方もいましたが。

Q.なぜMBA Loungeのサービスに申し込もうと思ったのですか?

(待谷さん)とりあえず情報収集をしようと活動していた中で、MBA Loungeのメルマガに登録していました。そこで、HULT MBAの情報を知り、参加してみた相談会がきっかけです。

エッセイとInterview、CVをまとめてサポートしてくれるプログラムは、自分の受験対策に関していうと最適なサポートでした。

Q.MBA Loungeのサービスを受けてどう変わりましたか?

(待谷さん)エッセイに関して、川尻さんは「修正した方が良い点」だけではなく「よい点」を褒めてくださったので自信がつきました。また、面談した感じやメッセージをやり取りする中で私自身のことを知っていただき、スクールごとに推し出すポイントについてもアドバイスいただき、最終的には最適なスクール選びができたと感じています。

また、メルマガには何度も励まされました。もし、MBA受験をしようかどうか迷われている方がいらっしゃれば、とりあえずメルマガに登録することをお勧めします。

Q.なぜHultを選んだのですか?

(待谷さん)理由としては主に2つありまして、「留学期間」と「滞在都市数」が一番、自分にフィットしていると感じたからです。

1点目の留学期間に関してですが、自分は短期集中で追い込んだほうが効率的に吸収できる性格だと思ったので2年のMBAはそもそもあまり考えていませんでした。もちろん、期間が長い方が得るものの絶対量は多いと思うのですが、「1年あたりで得られるもの(つまり効率)」を考えたときに、1年の方が投資対効果が高いと考えました。

2点目の滞在都市数についてですが、1年や1年半同じ都市に滞在するというのは、飽きてしまうのではないかと直感的に思ったからです。また、世界各地にネットワークを築くことで、希少価値の高い人材になりたいと考えたためです。
他にもたくさん理由はありますし大変悩みましたが、最終的には、アメリカやヨーロッパのいわゆる「有名どころのブランド」を取りに行くのは、自分らしくないと思いました。

Hultは一般的には有名ではないですが、MBAホルダーの方は皆さんご存知でしたし、もともとコンサルティングファームが設立したビジネススクールだけあって「実践的」だと評判ですし、職務経験がそこまで長くない私にとっては、合っているかなと考えました。

Q.Hultは一年で3つのキャンパスをローテーションできるプログラムですが、どこの都市にどのくらい滞在する予定ですか?

(待谷さん)今の所、サンフランシスコ8ヶ月/上海1.5ヶ月/ドバイ 1.5ヶ月の予定です。

ただ、「現地(例えばアメリカ)での就職を考えるのであれば、ずっとアメリカに滞在しておいてネットワーキングしたほうがいい」など様々なことを聞きますので、あくまで予定ではあります。

とはいえ、多分変えないです。笑

Q.スクール選びで悩んだことは?

(待谷さん)これはもう散々悩みました。ブランドをとるかフィット感をとるか。2年か1年か。どこの国・地域に行くか。自分の欲しい条件を全て満たしているスクールはなかなかないので、何を優先するかという選択が難しかったです。

Q.受験準備には通算でどのくらいの期間を要しましたか?

(待谷さん)英語の勉強は、働きだしてから継続していましたので、そういう意味では2年と8ヶ月ですね。(働き出してから、HULTに受かるまで)

職務経験が2年以上ないと受験できないところがほとんどだと思いますが、お金を貯めたり勉強をしたりと、やはり早期に動き出しておいてよかったと感じています。

GMATやTOEFLなども、すぐに結果を出せる天才であれば、あまり時間はかからないのだと思いますが私のような凡人は、いかに早くから準備して継続するかで勝負が決まると思います。

Q.受験準備で一番苦労したことは?

(待谷さん)受験期と、仕事の繁忙期がかぶったことです。

繁忙期がある程度は予想できるのですが、明確にはできない仕事だったこともあり、またプロジェクトも複数掛け持ちという状況で、エッセイの締め切りやインタビューの準備もあり、かなりしんどかったです。笑

事前準備を前倒し前倒しでやっていなかった自分を恨みました。ただ、「これを逃したら次はないかもしれない」という気持ちでなんとか乗り切りました。

Q.受験準備で失敗したなあ、と思ったことは?

(待谷さん)事前準備を早め早めにやらなかったことです。海外へのキャンパスビジットは社会人1年目から行っていましたが、エッセイやCVの準備にあまり力を入れていなかったので、直前に焦ることになりました。

また、これは受験が一通り終わってから感じたことですが、「そこまで行きたいとは思わないが、気になる程度」のスクールはあまり調査せず、ビジットや受験をしなかったことです。締め切りが終わってから、受験しなかったスクールのことを色々調べていたら、魅力的な部分を発見することもあり、自分の調査不足を実感しました。

「気になっているポイントはどこか」「なぜ受験するまでには至らないか」を明確にしておくことで、より自分の受験における軸を明確にできるのではないかと思います。とはいえ、無限に時間があるわけではないので難しいところではありますし、人間、無い物ねだりは少なからずあるとは思います。

Q.MBA取得後のプランは?

(待谷さん)紆余曲折はあるのですが、自分で事業を作ってみようと思っています。

「今年からMBAへ留学します」と周囲の人たちに報告をしているだけで、いろんなチャンスをもらうことができているので、チャレンジしてみようと思います。

明確じゃなくて、ごめんなさい。笑

一般的には30歳までならチャレンジできるという話が多いですが、私の場合、卒業時でも28歳ですので色々とチャレンジしていきたいと考えています。

Q>これからMBAを目指す方にアドバイスをお願いします。

(待谷さん)「MBAって本当に意味あるの?」という意見に押しつぶされそうだったり、英語力が上がらずに心が折れそうだったりすることもあると思います。それでも、苦しみを抜けた先には、これまでとは違った景色が広がっていると思いますし何よりも「自分を信じる力」が格段に上がっていることと思います。

誰がなんと言おうと、自分の人生を決めるのは自分であって、周りの人たちは色々なことを言いますが責任は取ってくれません。自分を信じて最後までやり抜いてください!

「こんなスコアで受かるかな?」と不安になるときもあると思いますが、たとえ落ちたとしても、受験してみると意外と簡単なものだと思えるはずですので、とりあえず出願してみてください。

私の場合、「もしMBAが無理だったとしても、英語力はめちゃくちゃ上がるから勉強しよう」くらいの気持ちで英語の勉強を継続していました。

不安なことがあれば、川尻さんまで。私でよければ、いつでもなんでもご相談お待ちしています。

Q.川尻にメッセージをお願いいたします。

(待谷さん)受験に関することからプライベートなことまで、決して優秀な生徒ではなかったと思いますが、親身に相談にのっていただき、本当にありがとうございました。

大変お世話になりました。「あいつの面倒を見てよかったなあ」と思えるようなビジネスマンになりたいと思います!

ありがとうございました。頑張って起業の夢、絶対に実現させてくださいね!

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